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[港区]
紅ミュージアム テーマ展示「牛に願いを~信仰と寒中丑紅~」
紅ミュージアム
江戸時代に流行した信仰のひとつに、「撫牛」があります。撫牛とは、臥した牛の像のことです。これを撫でると病が癒えたり、願いが叶ったり、さらには家業繫栄や財運向上など開運の利益があるとされ、この俗信は江戸時代中期以降、各地へ広がっていきます。撫牛には寺社の境内に祀られた大型の石像もあれば、家内で祀るための小型の置物もあり、とくに後者は寺社での頒布や土産を目的に製作され、縁起物として普及しました。また、小型の撫牛を小蒲団に乗せて安置し、吉事が訪れるごとに小蒲団を重ね敷くという信心の作法も浸透していきます。こうした撫牛の流行を商戦活動に巧みに利用したと考えられる一例が、紅屋の「寒中丑紅」です。寒中丑紅とは、寒の時期(小寒から大寒までの約30日間)に製造し、かつ暦上の「丑」の日に販売された紅の俗称です。江戸の紅屋では丑の日にちなみ、紅の購入を条件に臥牛をかたどった土人形を景物(おまけ)として進呈しました。当時の販売促進策として景物の配付は珍しくありませんが、開運の縁起物と親しまれていた撫牛に通ずるアイテムを配付するという紅屋の戦略は見事に当たります。また当時は、撫牛信仰とは別に、「瘡(くさ)除け」の意味でも牛をかたどった人形は信心の対象になっていました。牛が草を食べることから、草=瘡(くさ・腫れ物)を退ける、治癒すると信じられており、紅もまた、疱瘡や麻疹、口腔内の腫れ物などの薬として利用されていた実態がありました。今展では信仰を背景とした「牛」と「紅」の結びつきに着目し、関連の資料をご紹介します(常設展示室内の一部で行うミニ展示です)。
【開催期間】1/7(火)~3/1(土)※入場無料、毎週日・月休館
【開催時間】10:00~17:00(最終入館は16:30まで)
【会場】紅ミュージアム(港区南青山6-6-20 K's南青山ビル1階)
【アクセス】 東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線「表参道駅」から徒歩12分
【お問い合わせ先】03-5467-3735(紅ミュージアム)
https://www.isehanhonten.co.jp/cat-museum/theme_20250107/
虎屋ギャラリー企画展「卵・玉子・たまご!」
東京ミッドタウン
植物性のものが主体の和菓子の原材料のなかで、唯一の例外品ともいえるのがたまごです。世界中で料理の材料として使われ、多彩なメニューや加工品が生み出されてきました。現在日本人1人あたりの年間消費量はメキシコに次いで世界第2位で、その数はなんと339個!日本人はたまご好きといっても過言ではないでしょう。そんな身近な食品として親しまれているたまごですが、調理によってどのように変化するのか、どのようなお菓子に用いられているのかなど、まだまだ知られていないこともたくさん。本展では、食材としてのたまごの魅力を、模型やイラストを用いて楽しくお伝えします。
<展示のみどころ>
・たまごのチカラ1・2・3
たまごを使った料理の食感といえば、どんなイメージですか? ぷるぷる、ふわふわ、とろとろ……。おいしいたまご料理は、「熱凝固性」「乳化性」「起泡性」という3つの調理特性の働きによって生まれます。それぞれがどのような性質をしているのか、直感的に理解できるようオブジェを作りました。これらの特性を生かしてできる、料理や加工品についても取り上げます。
・たまごをつかった和菓子
料理や洋菓子だけでなく、和菓子の材料としてもたまごは大活躍。カステラや今川焼などのよく知られているお菓子から、鶏卵素麺、ほうずいといった珍しいものまで、「ここにたまご!」と思わず言ってしまいたくなるような、イラストや画像でご紹介いたします。また、普段はTORAYA GINZAのカウンター席でしか見ることができない、店舗限定の『焼きたて 夜半の月』(いわゆるどら焼き)の製造風景も会場で公開いたします。職人の技をぜひご覧ください!
・教えてください!たまごのお菓子マップ
日本全国に、たまごを使ったお菓子はたくさんあります。その一例を日本地図にマッピングしました。さらに、お客様が「おすすめのたまごを使ったお菓子」を投票できるアンケートを実施。投票されたお菓子が展示期間中にマップへ加わっていく、お客様参加型の企画です。
【開催期間】11/1(金)~2/26(水)※入場無料、1/1は休業
【開催時間】11:00~21:00
【会場】とらや 東京ミッドタウン店ギャラリー(港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア地下1階
【アクセス】東京メトロ日比谷線・都営地下鉄大江戸線「六本木駅」8番出口より直結、東京メトロ千代田線「乃木坂駅」から徒歩3分
【お問い合わせ先】03-5413-3541(とらや 東京ミッドタウン店)
https://www.toraya-group.co.jp/news/20241018
NHK放送博物館 大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」展
NHK放送博物館
NHK放送博物館で、2025年に放送されるの大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の展示会を開催。ドラマの舞台は江戸時代。主人公は蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)。江戸文化隆盛の時代に一代でメディア王となった人物です。この展示会では、主人公「蔦屋重三郎」を演じる横浜流星からのメッセージ映像や、時代を華やかに彩る衣装。ドラマを理解するのに役立つ人物紹介、出演者のサイン、美術セットスケッチ図、現場カメラマンによるオフショット写真展示などドラマの魅力いっぱいの展示会です。
<展示内容>
・PR動画:主演・横浜流星さんからのメッセージ、オープニング映像など
・衣装・小道具
・出演者サイン色紙(22名予定)
・番組・出演紹介パネル
・美術セットスケッチ画
・ドラマオフショット写真展示
・メッセージカードコーナー(番組へのメッセージをお寄せください)ほか
【開催期間】12/24(火)~2/24(月・振休)※入場無料、休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)、年末年始(12/26(木)~1/3(金))
【開催時間】9:30~16:30(入館は16:00まで)
【会場】NHK放送博物館(港区愛宕2-1-1)
【アクセス】東京メトロ日比谷線「神谷町駅」から徒歩8分
【お問い合わせ先】03-5400-6900(NHK放送博物館)
【主催】NHK
https://event.nhk.or.jp/e-portal/detail.html?id=2033
吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ―建築家の不在
TOTOギャラリー・間
TOTOギャラリー・間で、「吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ―建築家の不在」を開催します。吉村靖孝氏は建築活動の初期の頃より、建築が人々のふるまいなどの自発的な動きと、社会制度や状況など多様な社会的条件との架け橋になれるよう、両者のさまざまな関係構築を試みてきました。たとえば、既成のテント倉庫で木造建築を覆うことで、大きな一室空間の下で子どもがのびのびと過ごせる子育て支援施設を実現した「フクマスベース」(2016年)、建築を不動産と動産のあいだととらえ、土地に縛られずに住む場所の選択ができる生活を仮想した「半動産建築」の「ホームトゥーゴー#001」(2019年)、人間だけでなく動物もともに幸せな人生を送れるアニマル・ウェルフェア社会を構想した「滝ヶ原チキンビレジ」(2021年)など、これから日本が直面する人口減少社会における、新しい住まいや暮らしのあり方を模索しています。吉村氏が探究するこれら現代社会における建築の拡張性をさらに進めるために、仮に建築家個人の作家性を「不在」にしたら何が起きるのか?氏が自らの作品を題材に、本展覧会を通して問いかけます。本展では、吉村氏の7つのプロジェクトを異なる漫画家が7つのストーリーとして描き下ろすことにより、建築の新たな解釈の可能性を探ります。二次元の絵画表現の中でも特に独自の発達を遂げ、私たちの日常生活にも馴染み深いものとなった漫画の世界。漫画が建築と出逢い、建築家の手を離れた先に描かれるものはなにか。建築と漫画のコラボレーションによって生まれるものを、発見していただければ幸いです。
【開催期間】1/16(木)~3/23(日)※入場無料、月曜・祝日休館(2/23(日・祝)は開館)
【開催時間】11:00~18:00
【会場】TOTOギャラリー・間(港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3階)
【アクセス】 東京メトロ千代田線「乃木坂駅」から徒歩1分
【主催】TOTOギャラリー・間
【企画】TOTOギャラリー・間運営委員会(特別顧問・安藤忠雄、委員・貝島桃代、平田晃久、セン・クアン、田根剛)
【後援】一般社団法人東京建築士会、一般社団法人東京都建築士事務所協会、公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部、一般社団法人日本建築学会関東支部
【お問い合わせ先】03-3402-1010(TOTOギャラリー・間)
https://jp.toto.com/gallerma/ex250116/index.htm
港区立みなと科学館2024冬の企画展「水でつながる生命(いのち)のものがたり」
港区立みなと科学館
本企画展では、約40億年前の地球上で最初の生命が生まれた場所である水(海)から、脈々と受け継がれていった生命の繋がり、多様な生命の進化の軌跡を伝えます。また、私たちになじみの深い日本の海水域及び河川や湖といった淡水域における環境とそこに棲む生きものを紹介することで、水域環境における生きものの特性や多様性を知り、自然を含めた水や生きものへの興味や関心をもって頂きます。更に、人のくらしによる影響で水域環境にもたらされた様々な問題を紹介することで、水や水域の環境を守るために私たちは何ができるのか考えるきっかけを提供し、普段は意識されづらいが身近な存在である「水」の貴重さやその特徴について理解を深める機会を提供します。会場には宇宙から見た地球を再現し、ゆっくりと回転する直径1メートルを超える大型地球儀の展示や水域環境をイメージした生きもののペーパークラフトの展示、海ごみ問題の理解を深めるため海ごみモンスターの展示を行います。その他、企画展開催期間中は関連したイベントを開催します。
※企画展開催中にアンケートにお答えいただいた方に、「水でつながる生命のものがたり」オリジナルステッカーをプレゼントします。
【開催期間】12/11(水)~2/24(月・振休)※入場無料(プラネタリウムのみ有料)、休館日:12/29(日)~1/3(金)、1/14(火)、1/15(水)、2/10(月)
【開催時間】9:00~20:00(最終入館時間は19:30)
【会場】港区立みなと科学館 多目的ロビー( 港区虎ノ門3-6-9)
【アクセス】 東京メトロ日比谷線「神谷町駅」から徒歩5分、「虎ノ門ヒルズ駅」から徒歩4分、 東京メトロ銀座線「虎ノ門駅」から徒歩10分、東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」から徒歩15分
【主催】港区立みなと科学館
【協力】神奈川野生動物救護連絡会、サントリーホールディングス株式会社、JT生命誌研究館、しかたに自然案内 美らビーチクリーンプロジェクト事務局、芝浦港南地区総合支所協働推進課、東京大学大学院教育学研究科附属海洋教育センター、国立研究開発法人海洋研究開発機構ほか
【お問い合わせ先】03-6381-5041(港区立みなと科学館)
https://minato-kagaku.tokyo/event/2024winter_water/
ポーラ文化研究所 化粧文化ギャラリー展示「はじまりの美学」
ポーラ青山ビルディング
化粧文化ギャラリーのオープン初年は、「はじまり」をキーワードに3つのテーマから化粧文化を紹介します。1期は「化粧文化研究のはじまり」と題し、「Art」ではポーラ文化研究所が設立初期に収集した『橘唐草紋散蒔絵婚礼化粧道具』を取り上げます。本所蔵品はポーラ文化研究所を代表するコレクションのひとつで、収集を通して、化粧道具と化粧法、化粧に向かう思いや行動の研究に着手していった時期でした。化粧道具や浮世絵、書籍からみえてくる江戸時代の女性たちのよそおう思い、婚礼に関する美の儀式をひもときます。「Books」では、婚礼から連想を広げて8つのテーマを設定しました。人生の節目としての儀式、結婚に向かう華やぐ思い、ブライダルへのさまざまな投資、自然の中にある色、景色…。みなさんの連想も広げてください。
1期:5/16~8/30 化粧文化研究のはじまり
2期:9/5~12/13 化粧のはじまり
3期:12/19~3/28 初化粧
<関連イベント>
・ギャラリートーク「はじまりの美学」
開催日は8/8(木)・9/12(木)。開催時間は11:00~11:30、14:00~14:30の2回。各回11:30~12:00、14:30~15:00はギャラリー内で自由に過ごせます。
・ワークショップ「BEAUTY TRIP」
開催日は8/15(木)。開催時間は11:00~:45、14:00~14:45の2回。各回12:00、15:00まで、ギャラリー内で自由に過ごせます。
・ワークショップ「江戸ムスメの理想肌」
開催日は9/19日(木)。開催時間は11:00~:45、14:00~14:45の2回。各回12:00、15:00まで、ギャラリー内で自由に過ごせます。
【開催期間】5/16(金)~3/28(日)の木・金曜日※入場無料、祝日・年末年始は閉室、木曜日は予約制
【開催時間】11:00~17:00(最終入室16:30)
【会場】ポーラ文化研究所 化粧文化ギャラリー(港区南青山2-5-17 ポーラ青山ビル1階)
【アクセス】東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営地下鉄大江戸線「青山一丁目駅」から徒歩2分、東京メトロ千代田線「乃木坂駅」から徒歩10分
【主催】ポーラ文化研究所
【お問い合わせ先】03-6447-5701(ポーラ文化研究所)
https://www.cosmetic-culture.po-holdings.co.jp/gallery/
様々な流派の尺八演奏会 港区邦楽研究会 定期演奏会
赤坂コミュニティープラザ
尺八音楽は「ぼろ」と呼ばれた乞食や薦僧(こもそう)、虚無僧等によって生み出され吹き継がれてきた日本独自の伝統音楽です。演奏会の主催者の港区邦楽研究会には、真法流、琴古流、都山流など様々な流派の奏者がいます。演奏曲も、虚無僧尺八、各流派の古典本曲から、現代邦楽や現代曲までバラエティー豊富。日本の伝統芸能である尺八音楽を無料で聴くことができるいい機会です!
【開催日】1/28(火)、2/25(火)※入場無料、全席自由、途中入退場可
【開催時間】18:00~21:00(17:45開場)
【会場】赤坂区民ホール(港区赤坂4-18-13 赤坂コミュニティーぷらざ3階)
【お問い合わせ先】03-5413-2711(赤坂区民ホール)
【アクセス】東京メトロ銀座線・丸ノ内線「赤坂見附駅」から徒歩10分
http://minatohougaku.sblo.jp/
念仏と法話の会
梅窓院
隈研吾氏設計の近代的なお寺で、木魚を叩きながらお念仏をお唱えしてみてはいかが?梅窓院では2・6・10月に「念仏と法話の会」を開催。木魚を叩き念仏をお唱えする別時念仏会をした後に、僧侶の法話を聴きます。法話講師は静岡県海福寺住職の瀧沢行彦上人。どなたでもご参加いただけますので、事前にお申込み下さい。
【開催日】10/10(木)、2/17(月)※入場無料、事前申込制
【開催時間】13:00~15:30
【会場】梅窓院 観音堂・本堂(港区南青山2-26-38)
【アクセス】東京メトロ銀座線「外苑前駅」から徒歩1分
【持ち物】輪袈裟・数珠(貸出あり)
【事前申し込みフォーム】https://baisouin.or.jp/event_entry/
【お問い合わせ先】03-3404-8588(梅窓院広報部)
https://baisouin.or.jp/category/nenpou/