EVENT SEARCH

地域から探す

キーワードから探す

カレンダーから探す

[新宿区]

開催期間 2023年9月28日~2023年11月12日

早稲田大学會津八一記念博物館企画展「早稲田大学を訪れた旧石器人―校地内遺跡出土資料から―」

開催時間
10:00~17:00
場所
早稲田大学 早稲田キャンパス
石と向き合うことで、旧石器人を感じ取れるかも!?

約4万年前、日本列島にホモ・サピエンスが海を渡り移ってきました。それから、土器が出現する縄文時代の幕開け(約1万6000年前)までを後期旧石器時代と呼びます。石器は、狩猟や生活の場で使用されますが、酸性土壌のため骨角器や木器などの有機質遺物が残りにくい日本では、当該期の人類の痕跡を示す唯一ともいえる資料です。そのため、旧石器時代を暮らした人々の歴史は、遺跡に残された石器の石材産地推定や理化学分析などによって、石の移動や人の移動を復原することができます。早稲田大学の校地内遺跡からも、様々な時期の旧石器時代資料が出土しており、整理・研究が進められています。例えば、後期旧石器時代前半期に特徴的な局部磨製石斧は、現在の所沢キャンパスの地下に眠るお伊勢山遺跡から、多様な形態のナイフ形石器や角錐状石器を中心とする後期旧石器時代後半期の資料は、現在の中央図書館の地下に所在した下戸塚遺跡から出土しました。また、小さな石をも加工する技術を駆使した「砂川期」の石器も宮林遺跡(所沢キャンパス)から出土しています。本展覧会では、校地内遺跡から出土した石器資料や、石器を製作するための石材サンプル資料に焦点を当てます。その上で、旧石器時代に暮らした人々が、どのように石材を獲得し、また狩猟や生活に使用したのか、その行動原理がどのような変遷を遂げたのかについて考えていきます。「小さな石」とあなどることなかれ。石と向き合うことで、旧石器人を感じ取れるかも!?

【開催期間】9/28(木)~11/12(日)※入場無料、休館日は10/4、10/25、11/1、11/3、11/8
【開催時間】10:00~17:00
【会場】早稲田大学會津八一記念博物館 1階 會津八一コレクション展示室(新宿区西早稲田1-6-1 早稲田キャンパス2号館)
【アクセス】東京メトロ東西線「早稲田駅」から徒歩5分
【お問い合わせ先】03-5286-3835(早稲田大学會津八一記念博物館)
https://www.waseda.jp/culture/aizu-museum/news/2023/07/07/6279/