EVENT SEARCH

地域から探す

キーワードから探す

カレンダーから探す

[新宿区]

開催期間 2024年1月16日~2024年4月14日

平和祈念展示資料館 企画展「極限下のエンターテイメント シベリア抑留者の娯楽と文化活動」

開催時間
9:30~17:30(入館は17:00まで)
場所
平和祈念展示資料館
シベリア抑留者たちに生きる勇気を灯し続けた「エンターテイメント」の数々を展示

1945(昭和20)年の夏、長く続いた戦争が終わりを迎えました。ソ連軍と戦っていた日本の兵士たちにも、ようやく帰国の時が訪れます。「トウキョウ、ダモイ(東京に帰す)」と言うソ連兵を信じた彼らがたどり着いた先は、日本ではなく、シベリアでした。そこで待ち受けていたのは、過酷な強制労働、厳しい寒さ、慢性的な飢え。シベリアのラーゲリ(収容所)で生き抜くには、体力を保持するだけではなく、「絶対に故郷に生きて帰る」という強い意志と希望を失わないことが非常に大切でした。極限の状況下にあった彼らの心を慰め励ましたもの―それこそが、娯楽と文化活動だったのです。抑留者たちの娯楽と文化活動は非常に多彩です。手先の器用な者は麻雀牌や将棋の駒を手作りし、俳句を嗜む者は仲間を集めて句会を開きます。芸達者な者たちが集えば、楽劇団が結成されました。彼らは疲れている中でも稽古を重ね、そこにささやかな楽しみを見出しながら、同胞たちを励ます音楽や演劇を届けました。本企画展では、手製の娯楽品や、楽劇団で使用した楽器、抑留中に描かれた絵画などを展示し、抑留者たちの文化活動の一端をご紹介します。絶望のラーゲリで、抑留者たちに生きる希望を灯し続けた「エンターテイメント」の数々をご覧ください。

【開催期間】1/16(火)~4/14(日)※入館無料、休館日:休館日は毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)・2/4(日)、3/4(月)に一部展示替えを行います
【開催時間】9:30~17:30(入館は17:00まで)
【会場】平和祈念展示資料館 特別展示コーナー(新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル33階)
【アクセス】都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」から徒歩3分、東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩7分、JR・小田急線・京王線・都営地下鉄大江戸線・都営地下鉄新宿線「新宿駅」から徒歩10分
【お問い合わせ先】03-5323-8709(平和祈念展示資料館)
https://www.heiwakinen.go.jp/kikaku/20231212-1100/