「地名収集」という方法で制作する写真家・松江泰治氏の写真展

松江泰治氏は、地名収集という方法で制作を続けています。作家活動を始めて以来、世界の砂漠や森、山脈、平原など、自然を収集した「gazetteer」と、都市を収集した「CC」の二つを作品の基軸としています。影の生じない時間と方角を選び、空や地平線を排除して平面性を追求した写真は、「絶対ピント」と評される明瞭さで、写真の隅々まで写り込んだ要素が等価に浮かび上がり、肉眼で捉えきれなかった細部が立ち現れます。本展では、写真の本質を貫く独自の技法で捉えた数百点の「gazetteer」「CC」作品から、未発表の新作26点を厳選して展示します。展示作品は、すべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし展示します。
＜松江泰治氏(TAIJI MATSUE)プロフィール＞1963年、東京生まれ。1987年、東京大学理学部地理学科卒業。大学では自然地理学とランドサット衛星画像処理を学ぶ。作品は、世界の多くの美術館に収集・展示され、複数の作品集に纏められている。

【開催期間】1/20(金)～3/7(火)※入場無料、日曜・祝日休館
【開催時間】10:00～17:30
【会場】キヤノンギャラリーＳ(港区港南2-16-6 キヤノンＳタワー１階)
【アクセス】JR「品川駅」から徒歩８分、京浜急行「品川駅」から徒歩10分
【お問い合わせ先】03-6719-9021(キヤノンギャラリーＳ)
https://canon.jp/personal/experience/gallery/archive/matsue-gazetteer